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2006年06月05日 08:20

北九州空港開港3ヶ月 (ロジスティクス/星野)

今回は開港して3ヶ月が経過した
北九州空港について考えていきたいと思います。

利用者にとっての評判はよく、
徐々に実績を上げてきているというところだと思います。
最初は鳴り物入りだったこともあり、
利用者数については
徐々に減少してきた観が拭えないわけではありませんが、
そもそもインフラの評価においては
短期的な視点に立つべきではないと考えます。

したがって、これから空港の良さがどう評価されるかということは
基本にはこれからの問題だと考えていますが、
本日は現時点で考えうる
北九州空港のよさについて見ていきたいと思います。
北九州空港の良さの一番大きいところは、
海上空港であるという点にあると思います。


■ 早朝・夜間の離発着が可能である

海上空港であることから、近隣住民の方々に対し、
騒音などでご迷惑をお掛けするということが少ないということで、
早朝、夜間の離発着が可能です。
実際、1日24時間のうち21時間運用という言い方がされております。

北九州空港を起点にしているスターフライヤーという航空会社がありますが、
この航空会社の例では羽田空港を23時50分発の最終便で飛び立って
北九州空港に25時25分に到着することができます。
つまり夜中の1時過ぎに到着して、
深夜タクシーで北九州市内や天神に帰って来ることが出来るわけです。
WBCワールドベースボールクラッシックで帰国された
王監督が夜間の便を利用されたことで一躍有名になりましたが、
ビジネスマンにとってはありがたいサービスなのではないかと考えます。

同様に、北九州から東京へ出張する場合にも、
朝5時半に北九州を出発すれば
6時55分には羽田に到着するということで、
たとえば9時前から始まる都心の会議などにも
余裕をもって出かけることができ、
また、日帰り出張も可能となってくると思われます。
(もっとも、早朝から深夜まで働かされるサラリーマンにとっては
気の毒な話かも知れませんが。)


■利用者に対するオプション増加の効果

福岡空港は夜間・早朝の離発着に制限があるので、
これまでは羽田8時10分発というのが最終便だったのです。
ここからさらに4時間近く東京に留まれるということは、
通常であればホテルに宿泊しなければならなかったような出張でも、
その日に帰れるケースも出てきます。
つまり、利用者にとって非常にオプションが増えたと言い方が出来るでしょう。

北九州地区では利用者は福岡空港と北九州空港と選択することができます。
福岡空港は街の中心にあって日本でも最も便利な空港です。
一方、北九州空港は24時間使える空港ということで、
その持ち味について棲み分けが出来ると思います。


■流通における強み

北九州空港はこれから貨物便が乗り入れる予定があります。
佐川急便が設立したギャラクシーエアラインズという航空会社が
8月から北九州空港に乗り入れることになっています。
貨物の乗り入れというのは、
福岡空港ではなかなか難しいところがありましたが、
海上空港である北九州空港で乗り入れが始まると、
現在九州で生産されるような農作物、魚などの生鮮品が、
これまで以上にその日のうちに
首都圏に輸送されるということも可能となってくるでしょう。
あるいは、半導体などについてもそのような効果が期待できるかも知れません。

このように、福岡空港との比較において、
棲み分けが起こるかも知れません。
私個人としては、
福岡空港と同じような総合的な空港を目指すのではなく、
独自の路線展開など、特色のある空港として
北九州空港が発展していくことを期待しております。

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