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2006年06月13日 08:20

パートやアルバイトさんの戦力化のポイント  (人的資源/古川)

■ パート・アルバイト雇用の増加

この10年近く,
多くの企業が人件費の見直しのため正社員の採用を抑制してきました。
その分,パートやアルバイト,派遣社員や契約社員などの
非正社員の方々の雇用を増やしてきました。
今ではパートやアルバイトなしでは立ちゆかない企業もあります。
パートやアルバイトの皆さんに、
どのように活躍してもらうか、
どのように戦力化していくかが重要な経営課題となっています。


■ やる気の源はどこにあるか 

パートやアルバイトの方々を大きな戦力として生かせるポイントは,
「やる気をどう引き出すか」です。
それには,パートやアルバイトに仕事の面白さをどう用意するかが重要です。
パートやアルバイト,派遣社員の一部には
「仕事の面白さなどどうでもいい。時給さえ稼げれば」とか、
「気楽に仕事ができればそれでよい」と思っている方もおられるでしょう。

しかし一方で、パートやアルバイトの皆さんの中に、
仕事において意味や面白さを見つけようとする方が多くいます。
人は自分が行っていることに意味づけをしたいと考えるからです。
パート、アルバイトの方々のワンランク上のやる気の源はそこにあります。


■ 存在や力を認められることが意欲につながる

仕事に面白さを見つけることができるかどうかは,
アルバイトやパートさん次第,働く個人の問題と見ることもできます。
しかしそれでは戦力化は望めません。
私は経営者や企業の姿勢が鍵を握っていると思います。
企業の中で,戦力となり、活躍しているパートやアルバイトの方に話しを伺うと,
「自分たちは正社員ではないけれど,仕事の上で期待してもらえている」,
「自分の力や存在を認めてもらえている」
と一様におっしゃいます。
「仕事において、正社員と同等に接してもらえる」ことが誇りとなり、
やる気につながっていることをおっしゃいます。

仕事において分け隔てがない。
例えば正社員と一緒に会議に出席し,
会議で意見やアイディアを出せる機会を持っています。
そういう機会をパートやアルバイトが用意されていると、
徐々に仕事を自分のものとして考え始め、
仕事で自分自身の力を発揮しようと色々なアイディアを湧かせ、
仕事を自ら面白くしていきます。
意見や提案を耳を傾けてよく聴き、取り上げ、仕事に生かしていけば、
好循環が回り始めます。


■ パートから社長へ - ブックオフの橋本社長

躍進を続けている古本屋の全国チェーンであるブックオフの社長に、
橋本さんという、ブックオフのパートから出世をして就かれた女性の方がおられます。
社長になるなんて橋本さん自身もすごいし、立派です。
しかし,私がもっと立派だと思うのは,
パートであった橋本さんの力を認めたパート当時の上司や経営者です。

橋本さんも、もとはごく普通の主婦で、
「時間もできたし、ちょっとパートでも」の気持ちでパートを始めたそうです。
そして仕事をしていく中で、
こうしたら古本を扱う仕事はもっとよくなるのではないかという
アイデアを次々と出し,提案したわけです。
それらにきっちりと耳を貸し,
仕事に生かしていった当時の上司の方も大変立派だと思います。

パートやアルバイト社員を、
単に代替の効く、流動社員としてしか見ない経営者や上司もいます。
それではパート・アルバイトの皆さんは、
自分の行動範囲、責任、そして発想の範囲を自己規制して狭めてしまいます。
内に秘めているやる気や潜在能力を存分に発揮しようと思う状態にはなりません。

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