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2006年07月06日 08:20

九州大学発 ロボットビジネス (産学連携/高田)

現在、ワールドカップということで
世界中が熱狂していますが、
ロボットの世界では「ロボットカップ」という、
ロボットがサッカーをするという競技があります。
なんとこの「ロボットカップ」、
2050年までには人型ロボット(ヒューマノイド)が
自分の頭で考えてサッカーをプレイし、
人間のチームに勝つという壮大な目標を掲げています。

北部九州には色々な製造業が集積していますが、
最近ではロボット技術も非常に注目されております。
このような中、
九大に在籍する学生が
ロボットをビジネスに出来ないかと
ベンチャーを立ち上げました。
今日は九州大学発のこのベンチャービジネスについて
お話ししていきたいと思います。


■ 若き二人の起業家

その若き起業家は、
古賀君という博士課程に在籍する学生です。
もともと彼はラジコンの人型ロボットを自分で作っていたのですが、
「ROBO-ONE(http://www.robo-one.com/)」という
ロボットの格闘技イベントで優勝した強者です。

その彼が、
ロボットをもっと社会に普及させることが出来ないだろうか、
ロボットが人間と共生していくような社会を
いかに良い形で作っていくという思いではじめたビジネスです。

そこにもう一人、
大学の中から長里さんという協力者が現れました。
彼は現在QBSの第4期生です。
古賀君と長里さん、
つまりエンジニアと経営者というコンビで、
「メカトラックス」というベンチャーを始めたのです。


■ 注目を集める彼らのロボット

古賀君のロボットというのはかなり注目されています。
ロボットの性能に目をつけた福岡県が、
ヨーロッパの駐在員を通じて
ドイツの色々な大学や産業界に紹介しました。

あるドイツの大学の講堂で
ロボットに関する講演を
パフォーマンスとあわせて行ったらしいのですが、
その大学の講堂が開学以来、
初めてこんなに満席になったというくらい
注目を浴びたそうです。

他にも例があります。
福岡市とフランスのボルドーは
姉妹都市の提携を結んでおり、
今年の6月末にボルドーでワイン祭が開催されたそうですが、
そこでも九州の地元の特産品として焼酎などと一緒に
彼のロボットが展示されたというような動きがあったようです。


■ ロボット産業の現状と今後

今後、ロボット産業をどんなビジネスにしていくのか、
あるいは人型のロボットが、
将来、人間とどんなふうに共生していくのかという姿は、
実はまだよく見えていないというのが
世の中全般的なところだと思います。

その中で注目されているのが、
例えば警備ロボットや介護ロボットなどです。
深夜、建物や商店街を
警備してまわるという試みが一部で始まっています。

また、お年寄りの介護などの時に
重い体を持ち上げるのは大変ですから、
そういった場面でロボットの力を使えないかと、
色々と検討が始まっています。


■ 彼らの目指す方向性

現在の古賀君達のビジネスは、
「エンターテーメント」「アミューズメント」という、
いわゆる「サービスロボット」と呼ばれる領域に区分されるもので、
彼らは、人間に変わる
何らかのサービスを提供できる人型のロボットを普及させるべく、
現在ビジネスを進めているところです。

現在、九州大学は
糸島半島にキャンパス移転を進めていますが、
ひょっとすると糸島半島が
世界のロボットアイランドになる
なんていうこともありうるかも知れませんね。

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